オホーツク海を一望できるセカンドハウス
海沿いで過ごす癒やしの1週間
こちらの住宅は、2023年1月に完成した自然に癒やされながら過ごすセカンドハウスになります。
Sさまご夫婦は、普段の生活に拠点を置いている道外のご自宅とは別に、将来的には、ご主人の地元である網走に月1回、1週間ほど滞在できるような別荘邸をつくりたいという想いがありました。オホーツク海を眺められる絶景の土地をずっと探していて、ようやくこの土地を見つけることができ、セカンドハウス計画のお話を頂きました。
土地選びからこだわってきたので、その土地を活かせる間取りづくりをしました。施主さまは、希望とする間取りを方眼紙に手描きで書いてきてくれたので、その間取り図をベースに住宅設計を行いました。
まず、1階フロアには、2台分の車を収納することができるインナーガレージをつくりました。海沿いの場合、潮風などの塩害による影響もあるので、車は中に置いておけると安心です。収納スペースも確保しているので、広々としたガレージになっています。
「裏庭に植える1本のシンボルツリーが見たい」
この折り返し階は、一般的な幅の80㎝から120㎝まで広げて造作をしたので、大きくてゆったりとした階段になっています。その中間にある大きな踊り場からは、シンボルツリーが見える大きな窓がほしいというご希望がありました。踊り場からの窓のサイズや高さ関係には、工事中の現場でも念入りに考えて取り付けました。大きな階段に大きな窓があるので、外の景色が見え抜け感もあり、より開放的な階段スペースとなりました。
絶景を感じる空間に
今回の計画で1番強い想いを込めていた「オホーツク海の景観」。
2階フロアが居住スペースとなるリビングには、オホーツク海を一望できる大開口サッシを設計しました。高い位置から見るオホーツク海の景色は、四季折々と楽しめて癒やされることができます。また、室内空間は、馴染みのある自然素材の仕上げがご希望で、「自宅にも使っている梁を取り入れたかった」というお施主さま。天井・壁は、ウエスタンレッドシダーをふんだんに使い、床には、アカシアの無垢材を採用して、どこを見ても木の温もりを感じられる空間に仕上がりました。
暖房機器は、寒冷地用の暖房エアコンのほかに憧れだった薪ストーブも備えました。冬には、暖かい家から流氷入りした海を眺められる特等席になります。ゆらゆらとゆれる炎とパチパチと音が響くリビングで、身も心も温まりながら過ごすことができます。壁や床に使用したレンガは、当社で在庫しているスライスレンガで仕上げており、ヴィンテージ感のある雰囲気に完成しました。
寝室も、ウエスタンレッドシダーの香りに癒やされながら身体を休められる空間になりました。壁の色味に合わせた造作のオープン収納棚は、テレビも設置できるようコンセントも設けています。天井は、通常の240㎝の高さで、リビングの天井が高い分、オープンだけど個室感のある寝室です。
洗面化粧台やトイレ手洗いは、当初、既製品を使う予定でしたが、オーダーへの変更となりましたので、ご提案をさせて頂きながら決めていきました。トイレの手洗いボウルは、施主さまが選んだ中の1つで、和を感じられるデザインになっています。
建築概要
延床面積 | 134.14m2 (40坪) |
断熱性能(UA値) | 0.4W |
気密性能(C値) | 0.3cm2/m2 |
住宅ブラン | 夢育の家プラス |