暮らしやすい回遊型住宅
動線を考えた間取り設計
2024年5月に斜里町ウトロにて、暮らしやすい回遊型住宅が完成しました。1階は、一回りできる動線がたくさんあり、家全体が行き止まりのない間取りになっています。日々の家事や仕事をこなすために、家の中でスムーズな流れがあると、生活リズムが整いやすく暮らしやすい住宅になります。
開放的な吹き抜けのあるリビングは、木目柄天井をアクセントに。大きな窓から光が差し込むので明るく過ごせる空間です。リビング階段をテレビ壁面の裏側に作っていて、2階へ上がる際には必ずリビングを通るようになるので、家族とのコミュニケーションも取りやすくなる間取りです。
「小上がりのお部屋が欲しい」とお施主様からご希望がありましたので、リビングの一角に小上がりの和室をつくりました。20㎝の高さなので、天井高も圧迫感を感じなく、小さなお子さまがちょこんと座りやすい高さになっています。若草色の和紙畳と暖色のペンダントライトが柔らかい優しい雰囲気に仕上がりました。
目を惹きつける印象的なデザインのキッチン。ダークグリーンの壁が映えるクロスは、黒板クロスになっていてチョークで描くことができます。子どもが壁に落書きしてもOKなので、自由に絵を描いたり、字の勉強をしたり楽しむことができます。写真右側に写るダイニングの壁に仕上げたホワイトボードには、子どもの学校のプリント類やハガキを貼っておけるようになっています。いつでも目に届きやすい場所なので、期限付きの書類など大事なものをを貼って置くのにとても便利です。
家事効率を向上させる回遊動線
キッチン周りは、特に回遊的な動線になっています。対面式のキッチン横に設けたパントリーは、ウォークスルーできる設計なので、買い物帰りに真っ直ぐパントリーへ行けるスムーズな動線です。パントリー内は、白くてすっきりとした可動式の収納棚を造作。外気温を利用した食品庫もあるので、大量にストックする方には嬉しい大容量のパントリーです。
キッチンからは、洗面室→ランドリールーム→ユニットバスへ水廻り動線が一直線に繋がるように設計。家事動線が一直線にあるとスムーズに動けて、家事効率が上がり日々忙しい方にも嬉しい動線です。また、回遊できるファミリークロークが洗面室とも繋がっているので、洗濯物の片付けまでスムーズになっています。
ランドリールーム兼脱衣室は、白を基調にした清潔感のある広々としたお部屋です。たくさん洗濯物を干したり、収納用品も置いてもゆとりがあります。ランドリールームから玄関も繋がる動線になっているので、帰宅後に真っ直ぐ水廻りスペースへ行けるのも使いやすい動線です。
玄関ホールは、通路幅が広いので開放的に感じられます。土間続きでシューズクロークを備えているので、収納スペースもたくさんあります。玄関手洗いは、トイレと隣接していて使い勝手の良い手洗いです。トイレには、お施主様からご希望のニッチを造作しました。横長のニッチでクロス巻き込み仕上げなので、スッキリとしたデザインです。
玄関からLDK→水廻り→玄関と家全体をぐるりと1周できる回遊動線のお家でした。家事効率が上がると、時間に余裕が出来て好きなことをして過ごすことができるようになります。
建築概要
延床面積 | 157.86m2 (47.65坪) |
気密性能(C値) | 0.2cm2/m2 |
住宅ブラン | 4倍断熱の家 Yksiシリーズ |