光輝建設の施工事例photo story

森に暮らす家

憧れていた北海道移住を実現

2023年11月に網走へ移住してきたK様ご夫婦。元々の住まいは都心で生活をしており、いつも都会の日常に忙しい日々を過ごしていたそうです。旅行好きなK様ご夫婦は、北海道に何度も訪れていて「いつかここに住みたいな」という想いが膨らんでいたそうです。そして、今回、いつかと憧れていた想いを実現することができました。

都心を離れ田舎で暮らすには、まずベースとして”住む地”というのはとても重要。静かな暮らしを送るためには、住宅街から離れゆとりある土地と自然がある場所が理想。土地探しは、旅行先の行きつけのCaféオーナーからご紹介してもらったのは、緑溢れる山中の自然豊かな場所で、理想としているような土地でした。

ちょうどCaféオーナーと専務の濱野が友人というところから住宅建築のご紹介をいただき、K様ご夫婦とお話をさせて頂くことになりました。K様は、他にも大手ハウスメーカーから地元工務店まで色々な会社へ伺ったそうです。ただ、K様には、住宅を建てる上で希望している条件がありました。中には、希望の条件では建てることができない建築会社もあったそうですが、当社では全てクリアしていました。色々な建築会社へ伺い、話を進めていく中で当社にご縁を頂きまして、今回K様の住宅を一緒に造りあげることになりました。

今回の住宅は、奥様が考えられた間取りを採用しています。とても熱心に勉強をされていて様々な間取りを参考に調べて、簡単な間取り作成ソフトを使って3Dパースも作成していました。担当の濱野も、「すごく考えられた間取り」だと良い印象でした。希望しているいくつかの条件も取り入れて、住宅づくりをしていきました。


希望の条件を取り入れた間取り

ー「南面と西面に大開口窓が欲しい」

ちょうど建物の位置から西側を見ると木の間から湖があるので、西面に窓をつくり湖をお家の中から見えるように景観も考えて窓の配置も考えました。また、室内の明るさを重視したいということだったので、自然光をたっぷり採り入れることができるよう大開口の窓を多く設計。おかげで、四季折々に変化する借景を1年中眺めることができるようになりました。


ー 「薪を焚いて北海道の冬を越す」

今まで暮らしていた都心部と北海道では、大きく気候が変わります。北海道の住宅で心地よい室内環境で暮らすために、4倍断熱仕様で住宅を建てました。4倍断熱というのは、自社オリジナルの施工方法で外壁に厚み400mmの断熱材を施工している高断熱住宅です。保温性に優れているため夏も冬も快適で心地よい暮らしを実現しています。

断熱性と同様にセットで重要なのが、気密性です。当社の住宅は、C値0.5㎠/㎡以下を実現しており、こちらの住宅もクリアしているので、建物の総隙間面積が小さいということがわかります。断熱性・気密性に優れていると、室内の熱が逃げにくいので薪ストーブでは、薪を使用する量も少なくて済みます。どんな暖房機器であっても家計に優しいのが高性能住宅です。冬場は、薪を焚いてパチパチッという音と炎の揺らぎに癒されながら、ぬくぬくと温かいお家で過ごすのもくつろぎの時間ですね。


ー「LDKは広々と開放的に。」

LDKは、傾斜のある高い天井を設計し開放的に感じられる空間にしました。リビング・キッチン・ダイニングのメインルームが1つの大空間で繋がっているので、目線を遮るモノがありません。天井にはシナベニヤ、床にはナラ材の無垢フロア、壁には紙素材の壁紙、カウンターや階段には、パインの集成材を使用しています。天然木の温かみを感じられる空間は、柔らかい印象で手触りが良く毎日の暮らしを豊かにしてくれます。

すっきりとしたオープンタイプのフルフラットキッチン。シンプルなデザインのホワイトを基調としたキッチンは、奥様のこだわり。面材は、お気に入りの色を特注でオーダーしました。洗練された主張しずぎない色味で、生活感を感じさせない美しいキッチンです。キッチンとダイニングが横並びの配列になっていると、料理・配膳・片付けの動線が短いので動線も考えられた使い勝手の良い、まとまりのキッチンスペースです。


ー 「スムーズな家事動線をつくる」

食料品などの買い物をしてきた後、帰宅してから片付けまでの帰宅動線がスムーズになると生活を送りやすくなります。こちらのお家では、玄関からすぐに繋がるパントリー・キッチンへの動線をつくりました。買い物帰りの大荷物でも、帰宅後すぐに片付けをできるので、重たい荷物を運ぶ距離が短くて済みます。パントリーは、壁と同じ壁紙で仕上げている引き戸を採用したので、同化されたように圧迫感がなく統一されています。

基本的にプライベートルーム以外の部屋はドアを設けない設計で、部屋の入口を床から天井までの高さがある開口を作っているので、より開放感が生まれます。常に開放されている状態なため空気も流れやすくなり、キッチンからサニタリールームへ繋がる間取りは、家事や生活動線も考えられたスマートな動線になっています。


ランドリールームには、部屋いっぱいの長さがあるアイアンバーを設けたので、洗濯物もたくさん干すことができます。寝室のウォークインクローゼットがランドリールームと隣り合わせになっているので、干し終えた洗濯物はすぐに片付けができ、とても時短になる家事動線になりました。造作カウンターもあるので、その場ですぐに畳むこともできるようになっています。清潔感のある、白くて明るいスマートなランドリールームです。



落ち着いた大人な寝室

寝室は、落ち着いた雰囲気をつくるために、全体をグレー色にまとめました。奥様のこだわりで、グレーの壁に合わせて巾木も色味を統一させたので、全体的にスッキリと仕上がっています。スライスした天然木をドアの表面に仕上げる突き板のドアは、自然な木目の風合いが無垢フロアと相性が良く、落ち着きと温もりを与えてくれます。

ウォークインクローゼットに採用した収納棚は、外側の壁に取り付けたレールに棚やポールをカスタマイズできる自由性の高い可動棚です。中間に間仕切り壁や板が入らないので、収納量も多く見た目もスッキリしています。



太陽光発電システムの暮らし

移住生活となると今後の生活の不安がより強くなる中で、電気料金も高騰している時期に直面した住宅づくりでした。そんな中、住宅に太陽光発電システムを取り入れることにしました。今回は、土地が広いため敷地内の地面に設置。売電を目的としたわけではなく、生活の上で使う”電気を自宅で創り、貯めて、使う”ことを目的としているため、太陽光パネルにプラスして蓄電池も備えました。蓄電池は、昼間に発電して余った電気を貯めておくことができる設備です。発電しない夜間、昼間に貯めた電気を使えることで、買う電気を減らす事が出来るので、電気料金がお得になり家計を支えてくれるシステムです。

都心を離れ自然溢れた田舎の環境で暮らす日々は、心身ともにリラックスでき毎日豊かな暮らしができます。今回完成した住宅は、高気密・高断熱の高性能住宅を設計したので室内環境の快適な空気を体感することができ、自然素材をふんだんに採用した室内デザインは、シンプルで温かみを感じ居心地の良さを味わえると思います。今後は、太陽光パネルを取り入れた暮らしをしていくので、不安定な電気料金問題にも安心しら暮らしを送る事ができるようになりました。


建築概要

延床面積98.54m2 (29.75坪)
気密性能(C値)0.4cm2/m2
住宅ブラン4倍断熱の家 WOODICOシリーズ

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