壁厚40cmの外断熱と充填断熱の施工方法について『愛犬鳥と暮らすこだわりの注文住宅』*part.3*
こんにちはー!
網走市で新築中の「愛犬鳥と暮らすこだわりの注文住宅」。
今回のブログでは、” 断熱施工について ”お話ししていきたいと思います!
断熱施工は、建築会社によって施工方法が違って、使用する断熱材も異なりますので、色々な建築会社選びでホームページを見る時にも、ご参考にしてみてくださいね。
光輝建設では、大きく分けて2種類の断熱の施工方法があります。
今回は、こちらのお家の仕様となっている「4倍断熱の家」の断熱施工についてまとめていきたいと思います!
まず、4倍断熱の家とは、何のことを指しているのかというと”壁断熱”のことを指しています。
最近の住宅は、断熱性にこだわる建築会社も多くなっていますが、4倍断熱の家が誕生した頃、一般的な住宅の壁断熱の厚みは10㎝くらいでした。
住宅性能を高めた商品提供の上でキャッチフレーズを考えた時に、「10cmの4倍の断熱施工をしよう!」ということで、始まったのが「4倍断熱の家」です。
なので、4倍断熱の家では、壁に40cmの断熱材を施工する住宅になります。
その断熱施工は、外断熱と充填断熱を掛け合わせています。
まず、外断熱とは、名前の通り躯体の外側に施工する断熱施工で、
奥行き約30cmの型枠を外側の壁全体に施工していきます。
型枠といっても棚のような見た目をしていて、窓も型枠に合わせて30cm外に飛び出して納めています。
室内側から見てみると、写真のように奥行きが広い窓台が仕上げられます。
窓台が広いので、観葉植物を置いたり、お花を育てたりすることができますよ!
次に、型枠の施工を終えたら、断熱材を施工するため表面にネットを張っていきます。
ネットを張り終えたら、いよいよ断熱施工になります。
下の写真で、型枠の中心に小さな穴が見えるのがわかりますか?
ここに掃除機のようなホースを使って、断熱材を吹き込んで施工をしていきます。
(充填断熱についてご紹介する際に、施工方法の写真があります。)
4倍断熱の家で使用している断熱材は、ロックウールといい、玄武岩(火山岩の1種)などの鉱物を使用した人造鉱物を繊維状にした断熱材になります。
ロックウールは、岩石を1500~1600℃の高温で溶かし、遠心力で吹き飛ばすことによって繊維状にしています。
原料が溶けた状態の温度が高いので、燃えにくく湿気にも強い利点のある断熱材です。
これで、外断熱の施工は完了!
次に、充填断熱施工にいきたいと思います。
充填断熱とは、構造体の柱と柱(スタッド)の間に施工する断熱材のことをいいます。
構造体の柱は、建て方の2×4工法で使用している38mm×89mmの角材が、柱部分になります。
89mmの方が柱の奥行きになっているので、そこに充填断熱の施工をしていきます。
施工方法や使用する断熱材は、外断熱と同じロックウールです。
この断熱材を施工する上での注意点は、隙間のないようにびっしりと施工してあげることです。
隙間ができるということは、その部分が断熱されないということになるので、空気の逃げ道となってしまい、断熱効果を得られなくなります。
以上が、4倍断熱の家の外断熱と充填断熱の施工方法でした!!!
最後に、外断熱の施工の続きになりますが、
断熱施工を終えたら、タイベックシートで家全体を覆ってあげます。
タイベックシートとは、外側が雨などの水分を中に入れさせない防水効果があり、内側は湿気を外に逃がしてあげる透湿効果のあるシートになります。
構造体が水分や湿気によって腐食することが目的とされています。
実は、このタイベックシートは、コロナ禍によって医療現場で活躍された防護服の素材としても使用されているものなんです!
建設業の中でも、体への悪影響が懸念されたアスベスト(石綿)除去する時にも、このタイベック保護衣が役に立っています。
タイベックシートって、優れものですね!!
それでは、現場の断熱施工についてでした♪
また、更新してきます~!